神様って何者? 宗教って一体何? そんな疑問を解消するブログです。
神様は感謝の対象物であり、 神社は感謝をする場所です。
では、今回はウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神)は何の感謝の対象物なのかに触れて行きたいと思います。
ウカノミタマノカミはスサノオノミコトとカムオオイチヒメとの間にできた神とされております。
ウカノミタマノカミと言ってもピンと来ない人は多いと思いますが、「稲荷神社に祀られているのはウカノミタマノカミ」という言い方をすれば、多くの人は「あの稲荷神社の神様ね」となると思います。
祀られている神様よりも、稲荷神社の方が有名ですよね。
しかし稲荷神社と言えば商売繁盛のイメージがありますが、実はウカノミタマノカミは食物の神様。
何故、食物の神様が祀られている神社に商売繁盛のイメージがついたのでしょうか?
稲荷の語源は、「稲がなる」から来たとも言われています。
食物の代表的な食べ物が米です。 昔は、日本人にとって米が大切な物とされていました。
米が沢山収穫ができると、五穀豊穣で国の景気は栄えていました。 国の繁栄に米の収穫は欠かせなかったのです。
昔は国の繁栄は米でしたが、現在の繁栄は商売繁盛。
繁栄繋がりで、元々稲のなる事を祈って食物の神を祀った稲荷神社が、商売繁盛に変わっていったのだと思います。
つまり、ウカノミタマノカミは稲への感謝なのです。