神様って何者? 宗教って一体何? そんな疑問を解消するブログです。
神様は感謝の対象物であり、 神社は感謝をする場所です。
では、今回はイザナギノミコト(伊耶那岐命)とイザナミノミコト(伊耶那美命)の別れは何の感謝の対象物なのかに触れて行きたいと思います。
イザナミノミコトは、火の神であるヒノカグヅチノカミを産んで、その火で焼け死んでしまいました。 イザナギノミコトは、イザナミノミコトに会うために黄泉の国へ行くのですが、そこで腐敗したイザナミノミコトの姿を見てしまいます。 イザナギノミコトがそれを見て逃げ出すと、イザナミノミコトが追ってきます。
この世とあの世をつなぐ黄泉津比良坂で巨大な岩を置き、イザナギノミコトはイザナミノミコトに別れの言葉をかけました。
その時にイザナミノミコトは、「私は1日に1000人を殺してやる」と言いました。 それ対してイザナギノミコトは「私は1日に1500の産屋を建てる」と言い返したのです。 それ以来、人は死亡する数よりも多く生まれるようになったと言われています。
つまり、イザナギノミコトとイザナギノミコトの別れは、生と死への感謝なのです。
「死への感謝ってなに?」と思われるかもしれませんが、産まれれば必ず死はあるのです。 逆に、体が衰弱していくにも関わらず、死ぬことなく永遠に生き続ける方がつらいのでは?