神様って何者? 宗教って一体何? そんな疑問を解消するブログです。
先日もお話しいたしましたが、神様は感謝の対象物であり、神社は感謝をする場所です。
では、今回はヒノカグヅチノカミ(火之迦具土神)は何の感謝の対象物なのかに触れて行きたいと思います。
イザナギノミコトとイザナミノミコトが次々と自然をつかさどる神を産んでいきます。 そして、火の神であるヒノカグヅチノカミを産んだ時に、イザナミノミコトはその火で火傷して死んでしまうのです。
イザナギノミコトは非常に悲しみ、ヒノカグヅチノカミを殺してしまいます。 亡くなったヒノカグヅチノカミから、岩の神(イオツイワムロ)や雷鳴の神(ミカハヤヒノミコト)、岩を砕く神(イワツツヲノミコト)などが産まれます。
このイザナミノミコトがヒノカグヅチノカミを殺すことによって、岩の神や雷鳴の神が産まれたのは、噴火の事を言っているのだと思います。
イザナミノミコトの怒り、イコール神の怒りによって噴火が起こったとされていたのではないでしょうか?
古代の人々は、火山から煙が立ち昇り、いつ噴火するかわからない状態だったと思います。
だから、ヒノカグヅチノカミへの感謝は、噴火していないことに感謝をしていたのではないかいと思います。