神様って何者? 宗教って一体何? そんな疑問を解消するブログです。
神様は感謝の対象物であり神社は感謝をする場所です。
では、今回はアメノコヤネノミコト(天児屋根命)は何の感謝の対象物なのかに触れて行きたいと思います。
以前、天照大御神と天岩戸について書きました。
天岩戸に隠れてしまったアマテラスオオミカミを出すために、神々は天岩戸の前で祭りを行いました。 この時に神々の気持ちを和ませるべく祝詞を唱えたのがアメノコヤネノミコトです。
祝詞とは、神の力を褒めたたえて感謝して、その霊力の発揮を願うものです。 そのため、神社の祭礼や地鎮祭などの儀式の時に、神主が神前で神を祝福ために、この祝詞が唱えられます。
この祝詞を一番最初に唱えたのが、天岩戸の時に唱えたアメノコヤネノミコトとされており、 現在では言霊の神として神社などには祀られています。 また、この祝詞によって出世・開運することから、出世・開運の神としても春日大社などに祀られています。
もともと言葉には魂が宿っていると言われています。 気持ちを伝えるのも言葉。 相手を楽しませるのも言葉。 言葉とは非常に大切なものなのです。
つまり、アメノコヤネノミコトへの感謝は、言葉への感謝なのです。