神様って何者? 宗教って一体何? そんな疑問を解消するブログです。
神様は感謝の対象物であり神社は感謝をする場所です。
では、今回はアメノフトダマノミコト(天太玉命)は、何の感謝の対象物なのかに触れて行きたいと思います。
以前、天照大御神と天岩戸について書きました。
天岩戸に隠れてしまったアマテラスオオミカミを出すために、神々は天岩戸の前で祭りを行いました。 神々が踊ったり笑ったりしていると、アマテラスオオミカミが岩の隙間から除いたその時に、その隙間から怪力のアメノタイカラオノカミが岩をこじ開けてアマテラスオオミカミを連れ出しました。 その後に、天岩戸に入れないように入口にしめ縄を張り、アマテラスオオミカミが二度と入れないように結界をつくったのが、アメノフトダマノミコトとされています。 現在では、「ここから先は神の領域」と示す場所にしめ縄を張られたり、神が自然に宿ったとされる場所にしめ縄を張ったりします。
また、天岩戸の前で、榊に玉飾り、鏡、白木綿・青木綿(楮や麻の織物)を垂らした玉串を作ったともされています。
神社などで作られる祭具は、神と人間が交信するための便利なアイテムであり、それを最初に作り出したアメノフトダマノミコトが、玉串に楮や麻で織った布を使用したことから、楮や麻の守護神ともされています。 その為神社などでは織物守護の神様として祀られたり、祭具を作ったことから技術向上の神としても祀られています。
祭具イコール神様との通信手段ですので、 アメノフトダマノミコトへの感謝は、神様との通信手段への感謝になります。