高尾山には、根がまるでたこの足のように曲がりくねった杉があります。
名前は「たこ杉(蛸杉)」。
高さ37メートル、目通り幹囲約6メートル。
高尾山の中では飯盛杉に次ぐ大木です。
昔の話ですが、薬王院へ続く参道を天狗衆が工事していると、どうにも大きくて邪魔になる杉があり
この杉を切り倒して取り除くしかないということになりました。
その話を聞いた杉は、一晩のうちに根をくるくると曲げ、参道の邪魔にならないように道をあけたという伝説がありました。
昔の人はこれを天狗様の神通力といってありがたがったそうです。
この逸話から、たこ杉は「道を開く=開運」ということで開運の杉として祀られるようになり、
多くの人が御利益を求めて根を触るようになったそうです。
「開運ひっぱり蛸」の像ができました。
蛸の頭をなでなでして開運力をあげてください。
場所は、ケーブルカーを降りて薬王院に向かう途中
サル園の先にあります。