高尾山には、「苦抜け門」と呼ばれる門が二つあります
「苦抜け門」の場所は、仏舎利塔から男坂へ下る石段の手前と、男坂を上がり、右側の仏舎利塔へ上がる石段の手前の2箇所です。
この2つの門に挟まれました石段は「三密の道」と呼ばれております。
「三密」とは、仏教では人間の日常生活は三密 身(身体)口(言葉)意(心)の三つの働きから成り立っていると考えられております。
これこそが煩悩の元であり、身業、口業、意業の三業であるといわれます。
この三密の道を歩く時煩悩(わずらい なやみ)を消すことを心に念じて歩くと良いのです。
先日、コロナ対策で小池都知事が
『三密』を避けるよう提言しました
・多くの人が密集
・近距離での会話や発声(密接場面)
・換気の悪い密閉空間
この『三密』では、ありませんよ。
『三密』という言葉は、元々仏教用語であったのです
苦抜け門は、仏舎利塔の箇所にあります