私が滝行をしている高尾山についての話をしていきたいと思います。
高尾山に行きますと、以下のような石碑をよく見受けられます。
高尾山は修験道の山です。
修験道では、「六根清浄」という教えがあります。
六根とは、眼、耳、鼻、舌、身、意です。
この六根が聖なる山において浄化されることを
「六根清浄」と言います。
日常生活でにおいて、嫌な事を考えたり、
嫌な話を聞く、観る、喋る
そうやって穢れてしまった六根を
修験道の山へ入り、修行の身を置くことにより清浄化されます。
高尾山には、通常は登山として行くのであり
滝行を受けたりするのは珍しい事です。
「登山でも、効果はあるのですか?」
なんて質問があるかもしれません。
実は修験道の修行の中に
回峰行という修行があります。
山を歩くことにより自然や霊気を感じることです。
これも立派な修行なのです。
ちょっと欲を言えば、登山の時に
「六根清浄」とか、高尾山の御本尊である「飯縄大権現」の
言葉を唱えながら登山をすれば、立派な回峰行の修行になります。
そうすることにより、皆さんの「六根」は清浄化します。
とはいえ、登山の最中、ずっと
「六根清浄」と唱えても、一緒に登山をしている友達との会話も無くなってしまいます。
そこで、高尾山の山中のところどころにある、六根清浄の石碑
この石碑が出てきたときだけでも、
この石碑の前で「六根清浄」と唱えてみて下さい。
この石碑には、石車がついておりますので
石車を回転させながら、「六根清浄」を唱えて
眼、耳、鼻、舌、身、意が浄化されていくイメージをもつと
もっとよいと思います。
高尾山に登山した際には、「六根清浄」
是非試してみて下さい。